なんかmocopi VRが接続完了しない?
こんにちは、ここのえです。
ついこの間、mocopiの公式ソフトウェアにmocopi VRが仲間入りしました。スマホのmocopi linkと連動させてSteamVRのトラッカーとして認識できるようになりました!とてもうれしい!
……しかし実際に繋ごうとしてみると、スマホ側がデータ送信中になっても、PC側のmocopi VRアプリが下記のようにローディング風の円マーク?が出たまま進めなくなりました。
この問題の原因ですが、ESETを使っている場合ファイアウォールが通信をブロックしてしまうようです(少なくともうちの環境ではそうでした)。mocopi linkアプリの公式のドキュメントを読んでみると、mocopi linkから送信されるデータは
mocopi linkアプリが指定するポート[TCP:12251(送受信) UDP:12251(受信)]の通信が禁止されていないこと
Sony Corporation - mocopi | mocopi PC | mocopi PCアプリの使い方mocopiデベロッパーサイトへようこそ。このサイトでは、mocopiを活用いただくために、mocopi Receiver PluginやMobile SDKの利用方法や開発方法について説明しています。
と書かれており、linkアプリの通信にポート12251/tcp/udpを使用するため、ESETのファイアウォールで当該ポートの許可を行う必要があります。
解決方法
ESETの左タブにある「設定」を押し、「ネットワーク保護」を選択します。
ファイアウォールの項目右側にある歯車マークをクリックし、設定をクリック。
ファイアウォール項目内のルールの右にある「編集」をクリック。
画面左下の「追加」をクリック。
後でわかりやすいように名前を付けておいて(今回はmocopi linkとしました)、アクションを「許可」に設定。
「方向」を開いて「双方向」に。
「ローカルポート」を開いて「12251」を入力します(mocopi linkの使用ポートです)。
以上の設定を終えたら、開いてきたすべてのウィンドウで、必ず右下の「OK」を押して設定を適用していってください。そうでないとちゃんと反映されません……。
まとめ
めんどくさいわ!
これは強く言っておきますが、mocopiやsony側には何の非もありません。悪いのは過剰にキツすぎるファイアウォールが設定されているESET側です。自分は普段からWeb開発関係で時折引っかかっていたので「あ~どうせまたESETだろ」と気づけましたが、一般的には特にエラーも出ないので気づきにくいでしょう、たぶん……。ESET以外を使っている場合も、通信がうまくいかないようならファイアウォールを疑ってみてください。
これは私見ですが、他のウィルス対策ソフトも幾つか使ってきた中で、ESETは段違いにファイアウォールの設定が奥深くにあり面倒くさい印象があります。たぶんセキュリティを担保するために意図的に一般ユーザに触りづらいところに置いているのかな、と邪推しています。とはいえ面倒だからと言ってファイアウォールを全停止するのは危険なので、絶対にやめましょうね……。
ちなみに気を付けてほしいのが、mocopiアプリ(mocopi linkではない)のデフォルトポートは12351です。linkアプリは12251を使います。「あれ?前設定したはずでは?」って方は、一度ファイアウォール設定を確認してみてください。自分はそれでした。
ESETを打倒して皆さんもよきmocopi VRライフを!
後記:私のデバイスはXsなので、非推奨機種で通信が不安定なので、常用したいけどできません…… 空からデバイス降ってこないかな……
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